代表挨拶

日頃よりNPO法人こどもの教育を支援する会の活動にご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
時の流れは早いもので、NPO法人を立ち上げて5年が経ちました。このページでは少しだけ、私の思いを述べさせていただければと存じます。

貧困の負のループをなくす

「貧困の負のループを無くしたい。」

これが私の活動の原点です。
そして貧困の負のループを止める最も重要な選択肢の一つが教育への支援です。

国内外の多くの研究が示すように、親の学歴や所得は、子どもの学歴や所得と強い相関関係があることがわかっています。
高所得世帯は塾や私立学校などへの教育投資が可能であり、子どもはよりよい学習環境を得やすくなります。OECDの調査でも、所得の高い家庭の子どもは大学卒業率が高く、将来的な年収も高い傾向にあることが示されています。

つまり、「高学歴・高所得の親ほど、高学歴・高所得の子どもを育てやすい」という構造が、世代を超えて再生産されているのです。

「親ガチャ」という言葉が注目される背景には、まさにこうした教育と経済の再生産構造があります。特に日本では、教育格差がそのまま将来の所得格差につながりやすく、家庭の経済状況や住む地域によって、子どもの可能性が制限されてしまう現実があるのです。

経済的貧困と心理的貧困

そして、私たちが取り組むべきは経済的な貧困だけではありません。

子どもたちの生活に目を向ければ、不登校児童生徒の数や、児童虐待の件数も年々増え続けています。共働き世帯や核家族世帯が増える中で、家庭だけで子どもを支えることが難しくなっています。社会全体で子どもに学習の機会や安心できる居場所を提供することの重要性は、もはや議論の余地がありません。

「心の貧困」、つまり心理的な孤立や不安は、見えづらくただ確実に子どもたちを追い詰めています。

大人にとっては何でもないようなことが、子どもにとっては深刻な「SOS」であることもあります。
経済的貧困と心理的貧困の両方を解決してこそ、子どもたちの本当の意味での“環境改善”ができると、私は考えています。

入り口を広く、隠れたSOSに気がつくために

多くの子どもたちの様々なSOSに気がつくために、子どもたちがサービスを利用するための入り口は狭めることなく活動を行なっています。

当法人には、さまざまなバックグラウンドを持ったスタッフがいます。だからこそ、多様な子どもたちの事情や感情にしっかりと向き合い、必要な支援を届けることができます。
誰でも当法人を利用して構いません。我々は必ず子どもたちに寄り添い、活動いたします。

これからも少しでも子どもたちの力になるために、ボランティアも含め全員で活動に邁進いたします。引き続きのご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。


2025年8月15日
特定非営利活動法人こどもの教育を支援する会
代表理事 石橋 尚眞

追記(関係者の方々へ)

NPO法人はその多くが本来の目的ではない「人集め、お金集め」に苦労しています。
これはNPO法人やボランティア団体同士の横のつながりが希薄であることが一因です。

当法人では、多くの法人、団体と協働関係を築き、より多くの子どもたちに支援を届けられればと思っております。

つきましては、当法人と共に活動いただける方は、ぜひ問い合わせフォームよりご連絡いただけますと幸甚です。
お問い合わせ

PROFILE

1997年生まれ。
慶應義塾大学経済学部卒業。
在学中2年半に渡り、国会議員学生秘書を勤める。
その中で民間による支援の必要性を痛感し、大学3年の時にNPO法人を設立。
現在は民間企業で働くかたわら、引き続き代表理事を務めている。