誰かのためになるものを創り続けよう。
# 11.5%
子どもの貧困率
経済的な余裕の差は
学習環境や体験の差として現れます。
# 44.5%
ひとり親世帯の子どもの貧困率
※G7ワースト1位
家庭の形に関わらず
子どもが安心して過ごせる環境づくりが
求められています。
# 43.4%
他の人に比べて学習環境に
差があると感じている人の割合
「差を感じること」そのものが
子どもの自己評価に影響します。
# 69.3%
公立中学に通う中学生のうち
塾に通っている割合
※公立中学3年生の場合 84.0%
周囲との比較が
焦りや不安につながることもあります。
# 5,963,000円
幼稚園〜高校卒業まで全て公立
に通った場合の教育費
将来への不安は
子供と家庭の双方に影響します。
# 23%
中学2年生で日常生活の中で
強い心のしんどさを抱えている人の割合
制度や支援の対象に見えなくても
多くの子どもが悩みを抱えています。
子どもたちの抱える環境は様々だから
こそ、
私たちは幅広い支援を
行なっています。
不登校の子どもたち、ひとり親世帯の子どもたち、生活保護世帯の子どもたちー。
最近はよくこのような言葉を聞きます。
彼らへの支援は当然必要であり、教育格差や子どもたちの生きづらさを是正する上で不可欠な要素です。
一方で、子どもたちの抱える困難は、必ずしも上記のような言葉できれいにラベリングできるものでもありません。
支援が必要だと自覚する前、あるいは誰かに気づかれる前から、小さな違和感や孤立を抱えている子どもたちがいます。
私たちは、困難をラベルで切り分けるのではなく、支援の入り口そのものを広げることを大切にしています。
そうすることで、支援を受けること自体が「特別なこと」になってしまう“スティグマ化1(負のレッテル)”を防ぎ、これまで支援につながりにくかった子どもたちを一人でも多く救うことを目指しています。
当然ながら、その中で不登校など特定の困難を抱える子どもたちには、状況に応じた支援を行なっていきます。
多様な環境に育つ子どもたちに対応するため、時には誰でも参加できる開かれた支援を、時には特定の環境に置かれる子どもたちへの支援を、学習支援や居場所支援として、柔軟にタイムリーに行うことが私たちの使命です。
1 スティグマとは、特定の属性や状況によって否定的なイメージや偏見が貼り付けられてしまうことを指します。
子どもにとっては「支援を受けること」そのものが心理的な負担になる場合もあります。

学習は全員に与えられた
共通の権利です。
なぜ学習支援に力を入れるのでしょうか。それは、学習はすべての基盤となるものだからです。
特に小中高での学習は、子どもたちの将来の選択肢に大きな影響を及ぼすといっても過言ではありません。
貧困は負のサイクルに陥りがちです。その流れはいつか断ち切る必要があります。
しかし現状を見るとどうでしょうか。塾に通うのが当たり前になっている今、教育に資金をかけられる家庭が、結局はいい高校、いい大学に通える、そのような傾向は否定できません。
子どもたちは生まれる環境を選べない。だからこそ、宝である子どもたちを社会全体で育てていく必要があると我々は考えています。

誰かのためになるものを
創り続けるということ。
本法人は2020年3月に設立されました。幅広く活動を行なっているからこそ、様々な環境に置かれる方の声を聞いてきました。例えばひとり親世帯や、母子家庭、不登校の子どもたちやその家族、また児童養護施設にも足を運び、多様な課題に直面しました。
子どもたちの取り巻く環境は千差万別です。我々は子どもたちを取り巻く課題にまっすぐ向き合い、時には学習という枠を超えて、我々でできることを全力で行う、それがNPO法人こどもの教育を支援する会です。




